ドラマ「トリック / TRICK シーズン3」第3話のあらすじ＆感想 動画を無料で見る方法も教えます！

この記事ではドラマ「トリック / TRICK シーズン3」第3話のあらすじと感想、動画を無料で見る方法を紹介していきます。

「トリック / TRICK シーズン3」 は、2003年にテレビ朝日系列で放送された、「仲間由紀恵・阿部寛」ダブル主演のミステリードラマです。

自称天才マジシャン・山田奈緒子と、大学准教授上・田次郎のでこぼこコンビが、超常現象・奇怪な事件に隠されたトリックを解決していくミステリードラマ。

一応ミステリーが基本路線ではありますが、笑いを誘う人物設定（名前・見た目）・漫画作品のオマージュなど。ところどころに小ネタが多く散りばめられており、シュールな笑いがスパイスとなった独特の作風も人気の一つとなっています。

本記事では「トリック / TRICK シーズン3」について、大きなネタバレを回避しつつ、ドラマのあらすじを詳しく紹介していきます。

今回からエピソード2です。スリットを使って瞬間移動する女、スリット美香子という何だか嘘っぽい存在がメインのようです。芥川呂都里下須も名前ほどインパクトのある人物ではないようですし、全体的に淡泊な展開になるのかなぁと思ってしまいます。

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【「トリック / TRICK シーズン3」 】作品情報

前回の流れ

玄奘の声に誘われるように黄色いカードを引いてしまう奈緒子。しかし、次の瞬間、咄嗟の判断で周囲の人間を下がらせることに成功する。その一瞬の隙をついて、その場から逃走する奈緒子と上田次郎。

夜の森で迷ったふたりは、小屋で一泊することになった。翌朝目覚めてみると、昨夜までとは一転して村へ戻ろうと張り切る上田次郎。

その途中、奈緒子は上田次郎とはぐれてしまう。そして玄奘と出会う。玄奘は奈緒子の血筋に気がついており、自分たちの仲間だと説明する。そしてもう一度勝負をするふたり。だが奈緒子は、またしても負けてしまうのだった。

その頃、上田次郎は、江藤と合流していた。そのとき井上真一の泣き声がきこえてくる。何事かと声のする方へ駆け寄ると、意味深な言葉を呟きつづける真一。

上田次郎と江藤は、信二の身に何かが起こったのではないかと推測。近くを探すと、信二の遺体が転がっていた。

そうして矢部たちと鬼頭たちが現場に現れ、真一を逮捕しようとする。だが江藤の機転で真一を逃がすことに成功する。その後を追う上田次郎と江藤と矢部。

途中、ふたつの鳥居の場所で歩を止める。玄奘の言葉によれば、片方は崖に通じている。そして鳥居をくぐって進むと崖の下に真一の死体があった。

再び信二が死んでいた現場で調査を進める。矢部は真一が信二を殺し、崖に落ちたという形で済ませようとしていた。その結果に納得がいかず、反論しようとする上田次郎。

しかし江藤の諦めましょうという意気消沈した態度を見て、自身の中の闘争心が消えていく上田次郎。

諦めて帰ろうとする上田次郎と奈緒子が合流する。奈緒子の言葉で再び闘争心を燃やした上田次郎は、奈緒子と共に鳥居のところまで戻ってきていた。

鳥居のトリックを暴いたとき、象の像を抱いた女性を見つける奈緒子。一千万に目がくらんだ彼女は、女性に追い後ろから襲いかかって象の像を奪い取る。

願いが叶わなかったことに腹を立てた奈緒子は、信二が死んでいた近くに象の像を埋めて隠すことにした。そのとき、上田次郎は信二が殺された凶器の違和感にも気がつく。

こうして次々判明した事実によって、信二を殺した犯人を突き止める。だが鬼頭を始めとした信者たちに追い詰められていく奈緒子たち。

奈緒子の一言で再び闘争心に火がついた上田次郎は――。

主要人物について

スリット美香子（高橋ひとみ）

人や物や空間にスリットを作ることができる。さらにそこへ入り込み瞬間移動することができる。スリットには自分以外も入ることができる模様。難玉弐高式土偶を狙っている。神ヶ内村の住民には、ミカリ様の生まれ変わりと信じられている。

芥川呂都里下須（黒田アーサー）

神ヶ内村の博物館で学芸員をやっている。急に語気を強める癖がある。

三沢（中西良太）

丈夫な金庫を持ってロイヤルハシヅメホテルリッチデラックスに泊まり込んでいる謎の男性。スリット美香子について何かを知っているようだが……。

鈴木トメ（山村紅葉）

高級旅館「ロイヤルハシヅメホテルリッチデラックス」の女将。上田次郎たちを敵視しているように思える。スリット美香子はミカリ様の生まれ変わりだと信じている人たちのひとり。

武者小路（浜田晃）

神ヶ内村の村長。過去のトラウマから、学者を信用していない。

川端（木村靖司）

助役。目立たない男だが村ではナンバー2のポジション。

三島（三箇一稔）

村のナンバー3ポジション。部下の芥川に何故か呼び捨てにされる。

津田時子（伊藤雅子）

村民なんでも相談室職員。村の女性職員は彼女だけだけらしい。その影響で「お嫁さんにしたい女性職員」でナンバー1を飾る。上田次郎の大ファン。

【あらすじ】「TRICK3 第3話」

18世紀半ば。イタリアのローマに作られたトレビの泉。そこには背中越しにコインを投げ入れると、その地へ戻ってこられるという言い伝えがあり、多くの観光客が惜しげもなくコインを投げ込んでいる。

そして奈緒子が紹介する商品はこちら。ペットボトルに簡素な紙を巻いて書かれた「トレビの泉」の文字。この水はトレビの泉から直輸入されたもの――らしい。

普通の水とどこが違うのかって？　そして何やら始める奈緒子。どう見ても手品のそれであった。さらには小学生に論破されてしまい、新しい商売はもろくも崩れ去っていく奈緒子なのであった。

これらは、ウヒャヒャヒャと笑いながら、先ほど近くの枯れた噴水から汲み入れた水だった。それを矢部たちに一部始終見られていたようで……手錠を取り出した矢部は――。

逃げ出した奈緒子は、絶賛おかしな格好中の上田次郎とぶつかってしまう。本当に偶然なんだろうか、この男は。

昨日、上田次郎を訪ねてきた人物がいたという。芥川呂都里下須。神ヶ内村というところで博物館の学芸員をやっている男らしい。上田次郎の著書をたくさん読んで、この度相談に来ることを決めたようだった。

そして芥川は、物がある場所からある場所へ、瞬間的に移動してしまうということがあると思いますか、と尋ねる。アインシュタインの一般性相対性理論を持ち出して「ありえない」と否定する。

しかし上田次郎は、アインシュタインが致命的な見落としをしていることに、つい最近気がついたらしい。意気揚々と説明を始めるものの、芥川はきいていなかった。

芥川は、瞬間移動するところを実際に見た、という。一週間ほど前、神ヶ内村へスリット美香子という名前の女性がやってきた。この世のどこへでもスリットを作り出すことができ、そこから人や物を瞬間的に移動させてしまう。

村の中にはミカリ様の生き返りじゃないかという者まで現れているらしい。ミカリ様とは、遙か昔この地を支配していたという豪族の娘だ。実は神ヶ内村にはミカリ様を奉った古代の遺跡があり、そこから見つかった出土品は非常に貴重な物ばかり。

特に難玉弐高式土偶は、市場に出れば何億もの値段がつくだろうと言われている。しかしよりによってスリット美香子が、難玉弐高式土偶を寄越せと言ってきた。

難玉弐高式土偶は他の出土品と同じく、厳重に鍵を掛けて博物館に保管してある。しかしスリット美香子がその気になれば、そこら中にスリットを作って自由に出入りすることができてしまう。

そこで依頼とは、神ヶ内村に来てスリット美香子から出土品を守ってほしいということだった。依頼を断ろうとした上田次郎は「何故ベストを尽くさないのか」という言葉に反応して、行かないわけにはいかなくなってしまった。

奈緒子は次のステージがあるといって、上田次郎の前から立ち去ろうとする。だがアパートの前には矢部たちが張り込んでいた。上田次郎の車に乗り込んだ奈緒子は、結局神ヶ内村へ向かうことになる。

たどり着いて早々、村に広まる異常状態に気がつく。そして村長と対面する。助役の川端、文化振興課長の三島、村民なんでも相談室職員の津田時子。今回はこのメンバーで上田次郎と共に博物館を守りたいと考えているそうだ。

村長・武者小路は学者をあまり信用していないらしい。一年前も痛い目に遭ったのが理由。学者に対して偏見を持っている武者小路は、言うことは立派だがイザというとき、ちっとも役に立たないと怒鳴り散らす。

その言葉をきいて、上田次郎に帰りましょうと繋がす奈緒子。腹が立った様子で「せっかく来てやったのに」と口を尖らせる。

確かに上田次郎はでかいだけで何の役にも立たない。横柄で独りよがりで、女性の手すら握ったことがない。それにしても、あまりに無礼じゃないか、と怒る奈緒子。

芥川が武者小路をなだめるように同調する。すると武者小路は、東京の警視庁に知り合いがいるという。まもなく大警護団を引き連れてやってくるはずだ。

そうしてお払い箱となった上田次郎たちは、帰ろうとする。それを必死で引き留めるのは芥川ひとり。村長の言うことなんか気にするなという。警察なんかにスリット美香子は倒せないと説得する芥川。

難玉弐高式土偶を守ってくれれば、謝礼を支払うという。お金が目当てではないという上田次郎に対して、極貧の奈緒子はその言葉を聞き逃さなかった。

上田次郎たちのために、村で一番の高級ホテルを用意している。しかもスウィートだ。だが連れて行かれた場所は、どう見てもホテルではなかった。

「東京のホテルのスウィートには適いませんが」と言って案内を始める芥川。しかし神ヶ内村の高級旅館「ロイヤルハシヅメホテルリッチデラックス」の女将・鈴木トメの態度は、あまり穏やかではない様子だった。

そもそもスリット美香子のことを村人は、崇めているミカリ様の生まれ変わりと考えているようで、それを退治するというのだから、どんな不幸を呼ぶかもわからないといった風に捉えられていたのだった。

最近は妙な客が多く、落ち着かないというトメ。どうも三日前から三沢という男が、丈夫な金庫を持ち込んで宿泊しているらしい。挨拶がてら会いに行くと、三沢はやたらに威圧的な態度で話をするのだった。

部屋の扉に鍵を掛けたいという要望をする三沢に、トメは「この村に泥棒はおらん」と言い放った。その後、トメは思い出したかのように、先生宛てへ手紙が届いているといって手渡してきた。

手紙は「南の廃校の体育館跡でお待ちしております」というスリット美香子からのものだった。体育館へ向かってみると、姿を現すスリット美香子。と周囲を群がる信者のような村人。

村人いわく、博物館の物は美香子様のご先祖の物だ。美香子様に差し上げるのは当たり前だという。そして上田次郎は、スリットを作り出してさっさと奪えば良いのでは？　と挑発。

それに対してスリット美香子は、物を動かすにはそれなりにエネルギーが必要なのだと説明する。額に汗してという行為をあまりやりたくないらしい。

懐疑的な奈緒子たちに向かって、スリット美香子は自分の能力を見せる。水にスリットを入れると言ったスリット美香子は、まじないのような言葉を掛けながら、水面に切れ目を入れていく。

そして目の前で展開される異常な光景。スリットはどこにでも作り出すことができる。奈緒子の額にスリットを入れると、脳みそが噴き出すと言って脅す。しばらくやりとりをした後、すぐに殺すのが惜しくなったとスリット美香子がいう。

頭にきている奈緒子は、ひとりで調べてみるという。謝礼のために。そこへ現れる芥川が、一度村の中を案内するという。

一年前、ミカリ様の棺が発見されたらしい。村の者たちの間にはこの遺跡を掘り出そうとする者には祟りがあると信じられている。

今回のこともその祟りじゃないじゃないかという噂が流れていた。つまり、ミカリ様がスリット美香子の姿を借りて蘇って――。一年前に発掘へ訪れたのは、西村博士という偉い考古学者だった。

発掘は順調に進み、西村はとうとう見つけた。ミカリ様のミイラを。日本にもミイラが存在した。これは考古学上の重要な発見になるはずだった。ところがその直後、西村はどこかに消えてしまった。

ミカリ様のミイラまで行方不明になる。数日後、ミカリ様の棺の中で、背中にスリットを入れられて発見される西村の遺体。村の者たちは、ミカリ様のミイラが生き返って、西村を殺したんじゃないかと噂している。

気絶してしまった上田次郎に代わり、今度は奈緒子が案内を受けることになる。そして連れて来られたのは神ヶ内村が誇る博物館。村で一番新しい建築物だということだ。

難玉弐高式土偶を始め、発掘した出土品を保管している。いくつもの扉に掛けられた鍵を解錠して進む。そうして通された一番奥の部屋。

芥川は警備の上で何か不足はないかと尋ねる。そして博物館の裏口に目を付ける奈緒子だったが、一度も使ったことはないという。荷物で封じられた扉からの出入りは不可能だと考えられる。

そこへ現れたのは、高級ホテルに泊まっている金庫の三島。そして難玉弐高式土偶を閲覧する三島。博物館に展示されている出土品を品定めするように見る三島。そして闇の市場に流せば良い金になるぞ、という。

三島はスリット美香子の話を始める。あの女に瞬間移動の力はない。あれはインチキだと言い切る。奈緒子は何か知っているのかと尋ねると、後で教えてやると言って立ち去っていった。

出された食事の味には納得はいってないが、量には満足したらしい奈緒子。上田次郎が調査の結果を尋ねると、体育館で見つけた小瓶を取り出す。

スリット美香子が体育館で見せた手品のトリックを解説する奈緒子。合点がいった様子の上田次郎は、トレビの泉を売っていた女の手口も同じだったことに気がつく。

問題は、水面に入れた赤いスリットだ。それについては上田次郎が解説を始めた。もっと早く気づけよ、と不服そうにする奈緒子。

夜中、スリット美香子に呼び出される上田次郎。間違えて三沢の部屋に入ってしまい、ついでに金庫の中身を全部奪ったというスリット美香子。次は三沢自体を瞬間移動させてしまおうと言って立ち去る。

翌朝、三沢の部屋を尋ねると部屋の襖にスリットが入っていた。部屋の中を見てみるが不在のようだ。芥川に話しをきいてみるが、三沢を見ていないという。

三沢が言いかけていたことが気になる奈緒子。村の言い伝えを書き記した古い文献の資料が見当たらない。この部屋には鍵が掛かっていて出入りできるのは芥川だけだ。そこへ現れたのはスリット美香子。

村の資料を手に持ったスリット美香子が部屋に入り込んでくる。先祖のことが書かれていて面白かったので、つい失敬してしまったらしい。

スリットに魅了されてしまう上田次郎。芥川が資料を返すように要求すると、中身だけ瞬間移動させてしまうと言い出した。

まじないのような動作とかけ声のあと、資料を開けてみるとページはすべて白紙になっていた。資料の中身は上田次郎のノートに移動したという。ノートを取り出してみると、ノートから文字だけが零れ落ちていく現象が発生。

空のページになった資料を、もう必要ないと言って燃やしてしまうスリット美香子。だが奈緒子は見逃さなかった。一連のことはすべて奇術で説明できると言うのだ。そして解説を始める奈緒子。

ついに難玉弐高式土偶を、自分から取りに行くと言い始めるスリット美香子。今晩8時きっかりに。時間を決めておいた方が警備をしやすい、と余裕の態度だ。

ちょうどそのことを村長に報告していたとき、東京から刑事がきた。もちろん矢部謙三と菊池愛介。スリット美香子が現れるまで残り8時間。

矢部たちはゴルフに勤しむ。それを陰からこっそりと監視する村長たち。ちゃんと警備をしてくれるのか、川端と三島は不安になっていた。だが村長だけは、矢部たちがああやって相手を油断させているのだと見破る。

ゴルフ場でスリット美香子を見かける矢部たち。彼女の足下には三沢が倒れていた。どうやら死んでいるようだ。矢部たちの前でスリットを開き、死体となった三沢と共に消えてしまうスリット美香子。

7時半に全員集合するように言ってある。矢部は何重にも掛けられた鍵を見てすぐに、大至急鍵をすべて新しい物と交換するようにと指示をだす。

そうして奈緒子たちを含めた全員が集合する。スリット美香子が予告した時刻まであと20分。そして警視庁からやってきた刑事として紹介される。奈緒子を見かけるなり逮捕しようとする矢部。しかし残された時間は少ない。

芥川の提案で念のため時計を合わせることにする。鍵と人海戦術で警備された博物館。一体この状況でどうやって中に入ると言うのだろうか。

8時ちょうどになった。津田時子が道の彼方にスリット美香子を発見する。目の前でスリットを開いて消えていく。博物館の中からスリット美香子の高笑いが……。

「TRICK3 第3話」のミドコロ

相変わらず奈緒子、上田次郎、矢部謙三が良い働きをしますね。特に今回の矢部謙三はひと味違う気がします。村の名前的に考えて。上田次郎は前回のようにスイッチがあるのでしょうか。奈緒子は相変わらず面白い言動をしてますね。

「TRICK3 第3話」のココがちょっと……。

今回のゲストは、ちょっと影が薄いような気がします。高橋ひとみさん演じるスリット美香子も、大した台詞は言いません。それ以外の人たちに関しては言わずもがな。

そのせいか、全体的にストーリーが薄っぺらい印象になってますね。一番謎を抱えてそうな人も真っ先に死んだっぽいですし。奈緒子たちは面白いんですけどねぇ。

最後に

今回の物語は、あまり魅力がない感じがしますね。おそらく瞬間移動もトリックがあるのでしょう。そう考えると、大したことはやってないですし、物語に起伏がないのも仕方ないのかもしれません。

目的ももうわかっているので、結果が見えている感じですかね。もしかしたら後半で急展開が待っているかもしれません。期待せずに見てみましょう。

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