ドラマ「アンナチュラル」第3話のあらすじ＆感想　動画を無料で見る方法も教えます！

この記事ではドラマ「アンナチュラル」第3話のあらすじと感想、動画を無料で見る方法を紹介していきます。

「アンナチュラル」 は、2018年にTBS系列で放送された、石原さとみ主演の医療ドラマです。架空の研究機関「不自然死究明研究所（通称UDIラボ）」を舞台に、「不自然死＝アンナチュラルデス」を解明するため、法医解剖医の三澄ミコトを中心に、毎回さまざまな「死」を扱いながら､その裏側にある謎や事件を解明していきます。

脚本は「逃げるは恥だが役に立つ」で旋風を巻き起こした「野木亜紀子」が担当。医療ドラマの枠を超えた巧妙な脚本が話題となり、平均視聴率は11.1％、最終回は最高視聴率の13.3%を記録。今後のドラマ続編や映画化も期待されている作品です。

本記事では「アンナチュラル」について、大きなネタバレを回避しつつ、ドラマのあらすじを詳しく紹介していきます。

今回は三澄ミコトが、証人として出廷することになります。女性であるということで、数々の差別的発言を繰り返し受けて、つい感情的になってしまうミコト。それが影響して、事態は二転三転していきます。

イザというとき頼りになる中堂系は、今回も健在です。ミコトに正面から「感じが悪い」と言われた中堂の表情は一見の価値ありですよ。

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【アンナチュラル 】作品情報

前回の流れ

三澄班は、刑事・毛利忠治によって調査を依頼される。現場は練炭自殺が行われたという家。遺体は家主を含めた4人。全員肌がサーモンピンクに変色するという、一酸化中毒死の症状が出ていた。現場の状況から自殺として処理したい毛利忠治。

しかし、ミコトが不審な点を指摘。さらに身分証明書が見つかり、4人が他人同士だということも発覚する。結局、解剖して調べることになった。

遺体の解剖結果、4体のうち3体は、一酸化中毒による死亡と判断された。さらに家主は、自殺者が交流するサイトにアクセスしていた形跡があった。そんな中、残り1体が凍死と判断される。胃の中に、ダイイングメッセージと思われるメモが残っていた。

遺体はマイナス20度の環境で凍死したとみられていた。雪山の遭難や、冷凍施設などが考えられる。調査が進む中、凍死遺体の両親とみられる人物が見つかる。本名は松倉花。失踪後に「死にたい」などと自殺を仄めかす内容のメッセージを残していたこともわかった。

両親に遺体と会わせるも、人違いだった。その後の調査で、凍死遺体はミケという偽名で働き、漫画喫茶に宿泊していたことがわかった。しかし本名は不明のままで、考えられる捜索願が見つからないため、身元不明の遺体として処理されることが決まった。

調査の過程で判明した、3人が死んでから警察が来るまでに、何者かが部屋の扉を開けた、という事実を捨てきれないミコト。久部を連れて調査を進めることにする。

真相を掴んだミコトたち。だが彼女たちは、犯人の手によって闇に葬られようとしていた。

主要人物について

烏田守（吹越満）

主婦ブロガー殺人事件の担当検事。99.9％の有罪率を誇る。ミソジニストで、初対面のミコトに、女性であることを理由に不満そうな口調で話すなどする。

桜小路要一（温水洋一）

主婦ブロガー殺人事件の被害者、桜小路しずくの夫。無職でフィギュア集めとネットゲームが趣味。両親から資産を引き継いでいるため、贅沢な暮らしをしている。気が弱く、精神安定剤を日常的に服用している。

原稿用紙2枚でわかる「アンナチュラル 第3話」

スマホデビューしてはしゃいでいる三澄ミコトに、半年前にUDIラボで解剖した遺体の事件「主婦ブロガー殺人事件」の話を切り出す所長・神倉保夫。

被害者は桜小路しずく。レシピ本を出版したりなど、有名な主婦ブロガーとして人気だった。ある日、自宅のリビングにて刺殺体で発見される。逮捕されたのはしずくの夫・桜小路要一。

しずくは日常的に無職の夫を役立たずとののしったり、趣味のフィギュアを勝手に捨てたりしていた。積もりに積もった不満が殺人の動機とされる。

そしてこの事件の初公判が行われる。中堂系はいま訴訟を抱えている。相手は同僚の坂本誠で原因はパワハラ。坂本いわく、これ以上一緒に働くのは苦痛と、中堂系の辞職を求める。そのため、ミコトが検察側の証人として出廷することになった。

担当検事・烏田守と会うミコトだが、烏田はミコトが女性であることを理由に、差別的なニュアンスを含んだ言葉をかける。司法解剖の結果、死因は出血性ショック。刃物で心臓を一突きにされ、心停止を引き起こした。

凶器は現場のキッチンで発見されたセラミック製の包丁。証言するのは凶器と傷口の一致と、刺創痕についての見解。裁判員制度による裁判員は、長期間拘束はできない。そのため事前に検事、弁護士、裁判官が話し合って流れを決める。証拠も証人も決められた物以外は出さない。

そして裁判が始まる。遺体を発見したのは被害者のマネージャー。仕事のため朝迎えにきたところ、リビングで被害者が倒れており、既に絶命していた。

通報を受け、駆けつけた警察官が家の中を捜索。2階の部屋で眠っていた被告人を発見。リビングで奥さんが死んでいることを伝えると、「夢じゃなかったのか」と、犯行を仄めかしたので、任意で取り調べをしたところ殺害を自供。逮捕に至った。

刺し傷から推測される凶器は、有尖片刃器と呼ばれる物で、片刃の包丁のような物。現場のキッチンから入手したセラミック製の包丁から、被害者の血液が検出された。サイズと形状から、凶器と考えて矛盾はしない、と答えるミコト。

しかし、3DCGによる解説で矛盾に気づき、発言を撤回。一転して「この包丁は凶器ではない」と証言。トラブルでひとまず休廷になる。裁判後、担当弁護士から名刺を渡される。裏には被告人・桜小路要一から話をしたいという旨のメッセージが記載されていた。

そして、検察側の証人で出たミコトが、次の裁判で弁護側の証人として出廷することになる。桜小路要一は妻を殺した記憶がないと言っていた。精神安定剤を服用していると記憶が飛ぶことがあったらしい。取り調べで追い詰められた結果、殺害したのかもしれないと思うようになった。

他の法医学者に依頼しようと提案する神倉所長。だが中堂系がこの状況で引き受ける奴はいないと断言する。また、仲間の鑑定にケチを付けることになったり、検察や警察を敵に回すことになるため、弁護側に付く法医学者はただでさえ難しかった。

そして2度目の裁判が始まる。裁判員が入れ替わり、ほぼ年配男性が占めることになってしまった。証言の撤回で心証が悪く、若い女性ということが不利になる可能性もある。検察は有罪率99.9%のプライドを賭けて全力で潰しにくる。

包丁から検出された血液は、被害者が、事件の2日前に誤って包丁で指を切った際に付着したもの。被告人の指紋は、日常的に洗い物をさせられていたため、ついていても不自然ではない。明らかな誤認逮捕のため、弁護士は被告人の無罪を主張した。

検察側の証人として出廷した草野は、東都大学の教授。これまで15000件の解剖を行ってきたベテランの法医解剖医。草野は形状とサイズから、凶器と考えて差し支えない、と証言。

対してミコトは、右利き用の包丁と左利き用では、傷の付き方が明らかに異なるという点を証言。そんなミコトへ、女性を理由とした差別的な発言を繰り返す烏田。そして感情的になってしまうミコト。こうして2度目の公判は閉廷した。

ミコトは、改めてUDIラボの代表として、必ず無罪を勝ち取ることを宣言する。一方、桜小路要一は再度証言を撤回し、罪を認めると言い始める。公判を見て不安になったのが理由。

検察を追い詰める証拠を探すミコト。真の凶器を探すものの、鉄もステンレスも成分は同じ鉄。血液と混ざり合って判別はつかない。セラミックの成分が出たところで、検察の凶器の否定にはならない。

そんなとき、ホルマリン溶液から成文を分離する方法を閃くミコト。検出結果でケイ素の検出量が異常に高いことが判る。追い詰められたミコトは、同じくパワハラで訴えられている中堂と協力することを申し出る。そして3度目の裁判が始まった。

「アンナチュラル 第3話」のミドコロ

予想よりも遥かに面白い回でした。UDIラボメンバーの活躍もみることができましたし、満足です。前回もそうでしたが、今回も美味しいところを持っていく中堂系が面白かったですね。

また、対立役として登場した烏田守を演じる、吹越満さんや、解剖実績15000件を誇る東都大学の教授・草野を演じる斉藤洋介さんなども、名演技を見せてくれました。こういった上手い対立役の方がいると、よりドラマに熱中できますよね。

さらに被告人として登場した桜小路要一役を演じる温水洋一さんの演技は、相変わらずのクオリティでした。まぁ、いかんせん役であったり、外見的なことが理由で、主演と比べると、人気俳優として世間的に評価されないところがあるのは、個人的に悲しいかなと思います。

主演ばかりじゃドラマは作れないはずなんですけどね。私はこういう脇役の俳優さんが大好きです。

「アンナチュラル 第3話」のココがちょっと……。

これはズバリ、裁判の様相ですね。こんな不純な動機が入り交じった裁判とか、何の説得力もありませんし、こんなことで罪が決められるとか勘弁して欲しいです。

検察側が悪いイメージでフィクションにされやすいのもそうですが、今回は女性蔑視を含んだ発言をしたり、相手の感情を煽るような発言をしたり、それでいて有罪率99.9%の世の中とかうんざりしてしまいます。

フィクションとは言え、リアリティが魅力の「アンナチュラル」なので、その辺もちゃんと作り込んで欲しかったかなと思います。何も検察側が悪者にならなくても、強敵を描ければそれで良いと思うんですよ。

ま、悪者になってくれたお陰でドラマに熱中できた、というところもあるにはあるんですけど。リアリティは欠けますよね。

最後に

現時点で3話が終わったところですが、毎回面白くできていて感心します。第1話の記事で、このドラマの魅力に「圧倒的なリアリティ」を挙げましたが、伏線の配置と回収も巧妙にできている点にも注目です。その回が終わったとき、残留感がないのに、新しく伏線を配置して終わっていきます。

連続ドラマになると、次回への期待を煽るため、幾分、伏線の残留感が残るはずなのですが、このドラマでは単純な「予告」と同じような感覚で見ることができています。シナリオと構成が上手いんだろうな、と思いました。

それにしても三澄ミコトって、石原さとみさんにすごく似合っている役だなぁ。

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