ドラマ「アンナチュラル」第10話（最終回）のあらすじ＆感想　動画を無料で見る方法も教えます！

この記事ではドラマ「アンナチュラル」第10話（最終回）のあらすじと感想、動画を無料で見る方法を紹介していきます。

「アンナチュラル」 は、2018年にTBS系列で放送された、石原さとみ主演の医療ドラマです。架空の研究機関「不自然死究明研究所（通称UDIラボ）」を舞台に、「不自然死＝アンナチュラルデス」を解明するため、法医解剖医の三澄ミコトを中心に、毎回さまざまな「死」を扱いながら､その裏側にある謎や事件を解明していきます。

脚本は「逃げるは恥だが役に立つ」で旋風を巻き起こした「野木亜紀子」が担当。医療ドラマの枠を超えた巧妙な脚本が話題となり、平均視聴率は11.1％、最終回は最高視聴率の13.3%を記録。今後のドラマ続編や映画化も期待されている作品です。

本記事では「アンナチュラル」について、大きなネタバレを回避しつつ、ドラマのあらすじを詳しく紹介していきます。

日本ドラマにおいて、この満足度は私の中でブッチギリのトップです。最初は良くっても、最後が尻すぼまりだったり。ところどころで息切れしていたり、最初から面白くないドラマが多数ある中で、アンナチュラルの完成度は、全編通して高かったのがすごいなと思えます。

シナリオや構成、演出も立派だったと思いますが、ドラマという媒体である以上、やはりキャストの力は重要です。いわゆる綺麗どころの石原さとみさんを主演に迎えている時点で、若干媚びているように見えてしまうのが残念です。

最終話の展開では特に、石原さとみさん演じる三澄ミコトは、立派に主人公として活躍します。キチンと主人公らしく物語を締めてくれますので、敬遠している人にも見てみてほしいですね。

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【アンナチュラル 】作品情報

前回の流れ

火事があった雑居ビル。その隣の空き家でスーツケースに詰め込まれた、女性の遺体が見つかった。遺体の口腔内には赤い金魚の印。それを知った中堂は、自分に執刀させてくれと頼み込む。しかし同じ過ちを繰り返さないためにもと、ミコトが執刀することに決まった。

遺体の身元が判明。橘芹那。口腔内の写真から、猿ぐつわ代わりに、動物のおもちゃのボールが入れられていたのではないかと推測。現在は販売されていないもののため、販売店から身元を割り出すのは難しい。

赤い金魚の印については、以前の証拠が正式なものとして受理されなかったため、連続殺人事件としての捜査はできないとのことだった。悔しそうに退室する中堂。そんな中、橘芹那の遺体からボツリヌス菌が検出された。以降ボツリヌス菌が主体の調査へとなっていく。

久部六郎は単独で捜査を続けていく。宍戸理一よりもたらされた資料で、不審な点に気がつき、宍戸理一に詰め寄る。だが宍戸には上手くかわされてしまった。ラボに戻った久部が調査を進めていると、久部の所持品を見た中堂は怒り始める。

久部から話をきいた中堂は、ひとり犯人の元へ走っていく。そのことを知ったミコトは、警察に「中堂さんを止めてください」と頼み込むのだった。　

原稿用紙2枚でわかる「アンナチュラル 第10話（最終話）」

赤い金魚の印連続殺人事件の犯人として疑わしい、不動産屋の高瀬文人を追い詰める中堂。橘芹那殺しの犯人として事情聴取を受ける高瀬。

しかし高瀬は、橘は勝手に死んだと供述する。内見中に突然苦しみだして、何もしていないのに倒れて死んでしまった。自分のせいにされたらと怖くなった。腐ると困るので、ホルマリンを点滴してスーツケースに入れて隠していた、と説明した。

高瀬のシャツについている血は、大崎めぐみの血だと言う。大崎めぐみもアパートの内見中に突然倒れて死んでしまった。自分が殺したと疑われた困る。また、人が死んだ物件は事故物件となって借り手がつかなくなることを恐れた。だから死体を持ち帰って、処置に困って解体した。あくまで自分は誰も殺していないと供述する。

その結果、死体損壊と死体遺棄で逮捕される。他にも複数名を殺害しているとみて、現在捜査中。宍戸理一の情報により、高瀬文人は全部で26件の殺害を行っていることが判明。それぞれアルファベットの頭文字になぞった方法で殺害していた。

宍戸はテレビ出演で、この26件のほとんどが自殺や事故として片付けられ、解剖されていない事実を話す。日本の解剖率の低さを逆手にとった、狡猾な事件と説明。宍戸は高瀬の殺人人生を著書として出版した。

高瀬は不動産の内見中に、ふたりきりになったところを狙い殺害。物件はリフォームしてしまえば証拠は残らない。中には被害者の自宅に連れ帰り、自殺に見せかけたものもあった。しかしそのどれもが、高瀬がやったという証拠がなかった。

3年半に渡り高瀬の観察をつづけた宍戸にも、確証が持てないでいた。その後、宍戸は高瀬と直接接触し、本人の告白をきくことに成功した。その告白は本人曰く、現実ではなく妄想の話だということだった。

糀谷夕希子の絵から、高瀬に繋がる指紋などの痕跡は検出されなかった。宍戸との関係を問い詰められる久部。宍戸は犯人に誘導するような話し方だったと説明。

この本で高瀬が語っているのは、立件されていない事件のみ。妄想と言ってしまえばそれまでだった。そして他殺が判明している事件については、知らない、覚えていないと、どれも容疑を否認。実際に高瀬と被害者が接触した証拠はない。そんな中、東海枝がおもちゃのボールを証拠に挙げる。

ボールは高瀬の自宅からも不動産屋からも見つかっていない。庭で何かを燃やした形跡があったため、出頭前にすべての証拠を燃やした可能性があった。

久部は、大崎めぐみが高瀬の自宅で解体されていたことを指摘。高瀬は、解体はしたが殺していないと、殺害を否定。大崎めぐみの遺体は、解体されて酸で溶かされ、ほとんど残っていない状態だった。死因を判別するのは不可能だと結論づけられらる。

このままだと殺人罪に問えない可能性がある。驚く東海枝。そんな東海枝に中堂は、死因がわからず、殺人が立証できず、死体損壊だけで刑期はわずか3年、という裁判例があったことを説明する。

橘芹那についても、ホルマリンの投与を認めたものの、殺害していないと供述。高瀬を殺人で裁けない可能性に、絶望するミコト。そして検察としてこの事件を担当したのは、以前、三澄ミコトと裁判所で競い合った烏田検事だ。

烏田によると、橘芹那の殺害を証明できるかどうかが焦点だと言う。ひとりでも殺害を立証できれば、高瀬を連続殺人で裁けるかもしれない。それに対しミコトは、橘芹那の死因はハッキリしており、ホルマリンの投与による殺人だと説明。

しかし弁護側によると、死因は食中毒だと主張している。その理由は、ボツリヌス菌が検出されているためだ。その上、高瀬の証言が加わってくる。橘は内見中にずっと気分が悪いと言っていた、と。

烏田検事はその対処として、鑑定書にあるボツリヌス菌の記述をすべて削除するようにと言った。ミコトはウソの鑑定書を書くことに抵抗を感じる。さらに烏田検事に協力するよう、刑事局長から要請があった。協力しない場合は、補助金を打ち切るとのこと。その延長にあるのは、UDIラボが潰れてしまうという事実。

神倉所長はマスコミに情報を流している人物がおり、もう放置できない状態にまできていると、メンバーに告白した。喪失感の漂う中で調査を進めるUDIラボのメンバー。不条理な死と戦うことに疑問を抱き始めるミコト。遺体もなく証拠もない状態で、法医学者がやれることはない。そのことで落ち込むUDIメンバー一同。

週間ジャーナルの記事を見て、単独で編集社に乗り込む久部は、意外な人物と出会う。そして新たな事実が明らかになり、それがUDIラボを救うキッカケとなる……。

「アンナチュラル 第10話（最終話）」のミドコロ

最終回にふさわしい作品でした。すべての登場人物に意味があり、無駄な伏線はまったくなく、最後に繋がっていく様は、見ていて感動できます。

日本のドラマは、キャストを楽しむといった側面があるものが多いので、個人的にはあまり好きではなかったのですが、このドラマは最初から最後まで、ずっとクオリティが高い状態を維持していました。ここまで見応えのあるドラマは初めてでしたね。

ベタ褒めすぎて、自分でも気持ち悪いなと思うのですが、この満足度は、全話見た人にしかわからないでしょう。この内容なら続編も作れそうなので、また続きが出ればいいなと思います。

「アンナチュラル 第10話（最終話）」のココがちょっと……。

まったくありません。1話から最終話の10話まで、ハイクオリティのドラマだったと思います。

最後に

アンナチュラルの続編でも外伝でも良いので、違った話がみたいなと思います。日本ドラマは海外ドラマと比較すると、シーズン化されにくい傾向があるので、どうかなとは思います。ですが、VODなんかでも評判が良ければ可能性はあると思います。ぜひ皆さんも視聴してみて、評価なり要望なりしてみてくださいね。

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