ドラマ「Mother」第11話（最終回）のあらすじ＆感想　動画を無料で見る方法も教えます！

この記事ではドラマ「Mother」第11話（最終回）のあらすじと感想、動画を無料で見る方法を紹介していきます。

Motherは、2010年に日本テレビで放送された社会派サスペンスドラマです。

キャッチコピーは「母性は女性を狂わせる。」

子供嫌いの女性が抱く「母性」について描かれた内容勝負の実力派ドラマ。松雪泰子さん・12年ぶりのドラマ主演としても話題になりました。

本記事では「Mother」について、大きなネタバレを回避しつつ、ドラマのあらすじを詳しく紹介していきます。

母親ってなんだろう。血のつながりって、そんなにも重要なんでしょうか。心がつながっていても、法がふたりを引き離すのは何故なんでしょうか。

とてもではないですが、理にかなったとは言い難い決まり事だと感じました。

「Mother」は、そんなお話です。

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【Mother】作品情報

前回の流れ

奈緒と継美の生活は一転した。奈緒は逮捕され裁判を待つ日々。継美は児童養護施設へ送られることになった。

当初、虐待のことは公にされておらず、罪は奈緒がひとり被る形となっていた。裁判に関して葉菜が助力を申し出るが、前科を原因に駿輔に断られる。

鈴原家では籐子の社長退任、果歩の内定取り消しなど影響も多大で、自宅前にマスコミが集まるような事態になっていた。

浦上真人と道木仁美は逮捕された。そうして奈緒は執行猶予つきの判決を受ける。

鈴原家の自宅に戻った奈緒は、駿輔が撮影した施設にいる継美の映像を見る。継美がいなくなったことを、認めなくてはならない。映像の継美は、笑顔で友達と遊んでおり、怜南と名乗っていた。そのことが奈緒の心を痛めると同時に、安堵させてもいた。

そして、籐子に葉菜の容態が悪化し入院していることを知らされる。籐子の勧めで見舞いに行った奈緒は「あなたの娘でいさせて」と願い出る。

その夜、奈緒の携帯電話に非通知の着信があった。その相手は継美だった。彼女はこう言った。

「いつ迎えにくるの？」

「もう一回誘拐して」と。

10行でわかる「Mother 第11話　最終回」

余命少ないことを知らされた奈緒は、葉菜に家へ帰ることを提案する。家に戻った奈緒と葉菜は、スミレ理髪店を訪れた継美に驚く。こうして三人で笑い合える日を、もう一度過ごすことができた。その後、鈴原家の三人も合流し、小さな女子会を催す。

その笑顔を最後にこの世を去る。葉菜は、父親を殺した罪を最後まで抱えたまま逝った。同じ頃、芽衣は子供を出産し、母になったことを実感していた。

娘と離れることを不安に思いながらも奈緒は、継美を室蘭の施設に帰すことを決意する。ふたりで歩く道程を、惜しむようにゆっくりと帰って行く。やがて奈緒は、20歳になった継美に宛てて書いた手紙を渡して、継美が帰っていく姿を後ろから見送る。

もう一度、再会できることを期待して。

「Mother 第11話　最終回」のミドコロ

堂々の最終回です。最後の最後まで葉菜が亡くなるかどうかわかりませんでしたね。

私の中でもうひとつエンディングを連想していて、継美と奈緒が暮らせるようになって、人間の治癒パワーが増大した葉菜の病気が治る～っていうパターンです。

たしかにハッピーエンドですが、これじゃあ何も心に響かないかなと思い、今となっては反省してます。

私の妄想とは違い、ドラマはリアリティがある落とし所で結末を迎えました。物語内ですべてを語らず、将来に投げかける形のエンディングも良いものだなと勉強になりましたね。

ちなみに「再会できる日を、今から期待して待っています」のところで、号泣しちゃいました。それまでは「あれこれ最終回？」ってぐらい、涙腺を刺激されなかったんですけどね。

いずれにしてもちゃんと感動できましたし、ポジティブにふたりを見送ることが出来て良かったです。

「Mother 第11話　最終回」のココがちょっと……。

浦上真人と道木仁美のことは、臭いものにフタ理論のような閉じ方だし、駿輔はジャーナリストっていう設定が、途中から宙ぶらりんになってしまい、タダのイケメンイイヤツになってたところも気になります。

どうせなら奈緒とくっつくぐらいの演出があってもよさそうなんですけど、それはまたテーマから外れちゃうんでしょうね。

鈴原家では、芽衣がヨリを戻したりしましたが、籐子と果歩については救済がありませんでした。特に果歩は最後まで良い子ちゃんだっただけに、何らかの演出を加えてあげたかったんですけどね。

一応、耕平と結婚する？　みたいなエピソードはありますが、あまりに薄い表現でした。

ただメインのふたりの話は、充分描かれていたので、これで……いいのかなぁ。ここが日本ドラマのアレなところなんですよね。

海外ならちゃんと脇役のことも描いてくれそうなんだけどなぁ。

最後に

最後、奈緒の手紙朗読シーンが若干冗長気味ですが、継美への感情移入を煽るには充分でした。

それにしても芦田愛菜ちゃんは、道木怜南のときと、鈴原継美のときの顔が違うんですよね。顔というか表情というか。そして奈緒の前で怜南と呼ばれていることへの、居心地の悪そうな演技が抜群に上手かったと思います。加えて子役に必須の泣きのシーンですね。観ている方が辛くなる泣き顔はたまりません。

松雪泰子さん、高畑敦子さんの二大女優に支えられて、名子役の芦田愛菜ちゃんをあしらった「Mother」は、評価も高めの、文句なしの名作ドラマでした。

私は日本ドラマより海外ドラマ派なので、今回視聴するまでこの作品を知らなかったのですが、さすがに海外でリメイクされるだけのことはあると思いました。

私のように日本ドラマに疎くなっている人たちへ、是非見て欲しい作品です。

追伸、クリームソーダは食べ物ですよ。

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